2021年特に美味しかったワイン(3~7千円部門)
2022年になりましたが、2021年に飲んで美味しかったワイン3千円~7千円部門です。
3千円以上だと、ある程度美味しかったり、個性があるワインが多くなるので、その中でも「これは凄い!」と思った5本に絞りました。上を7千円で区切ったのにあまり意味はないです。そこで区切るとうまく5本に絞れたので。結果、個人的趣味を反映してピノノワール2本、シャルドネ2本、シャンパーニュ1本となりました。
①マーク・エブラール・セレクション・プルミエクリュNV
5500円くらいのノンヴィンテージシャンパーニュですが、1万円クラスのシャンパーニュより美味しいのではないかと感じた1本。さほど有名なメゾンでもないようで、ウメムラさんでしか取扱いがないので買いにくいのが難点。
泡にしてはアルコール度数が14度と高めで、ラムレーズンのような香り。クリーミーな泡、はちみつレモンな酸味、赤系果実、余韻にアルコール。全体的に芳醇でリッチな印象のシャンパーニュ。
②ポール・クルーバー・セブンフラッグス・シャルドネ2018
一番好きな白ワイン、南アフリカのシャルドネ。6千円台。特級ブルゴーニュなんて飲んだことないけど、これより美味しいシャルドネがあるなんて信じられない、という位美味しい(語彙力…
開けたては酸味が強くボリューム感に舌がついていけないくらい。南国果実の膨らみ、柑橘系の酸味、リッチなフローラルと樽香、塩バターキャラメルのような余韻が、どれも強いのにしっかりバランスしている。
③ニュートン・ジョンソン・ファミリーヴィンヤーズ・シャルドネ2018
②のセブンフラッグス程ではないけれど、これも秀逸と感じた南アフリカのシャルドネ。4千円台後半。
乳製品や果物の香りでキリっとした柑橘、さらにミネラルを感じて洗練された印象。後半は優しいクリームの余韻があり、どれも主張しすぎないバランス。前半の印象はシャブリに近いが、高いシャブリより全然美味しかったと思います。
またしても南アフリカから4千円台後半のピノノワール。南アばかり飲んでるから偏るのは許してほしいが、その中でもこれは最近飲んで特に美味しかった1本。
ローストした樹脂、キャラメルのような樽香とチェリーの香りが入り交じり、シルクのようなしっとりした飲み口が素晴らしい。飲み口はシルキーなのに、むせかえるほどの苺アルコールと苺粒感があり、余韻が長い。
⑤カーリーフラット・ピノノワール2015
一番好きなピノノワール、オーストラリア。6千円台と少しお高めも、思わずリピートした。ただ、ブルゴーニュが好きな人には、もしかしたら適さない味かも。
苺、カシス、香水など華やかな香りで、飲み口すっきり。苺の粒やベリー系の酸味にアルコールが加わり、苺カクテル感が凄い。10度くらいに冷やして飲むとするする飲めて特に美味しい。他のピノノワールより陽キャな印象が強い、特別な1本。
以上、3千円~7千円で特に美味しかった5本を厳選しました。やはり品種や産地の偏りが激しいですね。2022年はもっと幅広く飲んで、新たな好みを開拓していきたい